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浮いて、待つ!夏休みを前に、命を守る着衣泳を実施

 7月17日(木)、筑紫野市立山家小学校にて着衣泳の授業が開催され、赤十字の指導員3名が指導を行いました。

 同小学校では、夏休み前のプールの授業で着衣泳を取り入れており、今年で7年目を迎えます。今年は、全校児童約150名が参加しました。

 「水の事故を防ぐために一番大切なことは何ですか?」という指導員の問いかけに対し、「自分たちだけでは危ないところには近づかない」と元気な子どもたちの声が返ってきました。
 6年生になると、毎年受けている授業のため、溺れたときは背浮きの状態で待つことや、無理に服を脱いだりしないこと、浮き具としてペットボトルやランドセル、クーラーボックスなどが使えること、友達が溺れているところを見つけたら、必ず大人を呼ぶことなど基本的な内容は頭に入っているようで、指導員が質問すると次々答えが返ってきました。

 ただ、毎年やっていても着衣状態での入水は毎回動きにくいようで、「おも~い」、「動きにく~い」というような声があがっていました。
 しかし、ペットボトルを使った背浮きの練習では、みんな上手に浮くことができました。

 日本赤十字社福岡県支部では、本年度、県内の小中学校17校の着衣泳の授業に指導員を派遣しました。

 着衣泳とは、特別な泳法ではなく、衣服を着たまま水に落ちたらどうするかについて体験的に学んでおくことであり、自己保全の方法を学ぶものです。運河の多いオランダやイギリスでは競泳よりも護身術としての着衣泳が一般的な学校教育に取り入れられており、衣服を身につけ生活している中で、海や河川、用水路などに落ちる事故は、水着で泳いでいるときの事故よりも何倍も多いといわれています。
 そんな中、着衣泳を事前に体験していることで、溺れた時にパニックを起こさず、体力を温存して助けを待つ方法を学ぶことは、とても大切なことです。

背浮きの練習 衣装ケースを浮き具に利用