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国内型緊急ユニット(dERU)展開研修を実施しました

 9月20日、久留米赤十字会館にて国内型緊急対応ユニット(dERU)の展開研修を実施し、県内にある3つの赤十字病院から、医師、看護師、薬剤師、助産師、主事(管理要員)など25名が参加しました。

 国内型緊急対応ユニット(dERU)とは、大規模災害が発生した時に迅速に被災地域に搬入でき、自己完結型の緊急仮設診療所を開設することによって、被災患者の緊急治療を行うとともに、被災した地域の医療機能が復旧するまでの間、地域医療機関の支援するものです。


 dERUのコンテナ(左)とエアテント(右)を連結して設営 

 dERUには、大型エアテントや医療資機材、通信機器、給水システムなどを搭載し、標準医療セット及び医薬品で軽症・中等症程度の患者150人を3日間診療することがき、そのほか小外科手術にも対応できます。過去の日本赤十字社の対応実績として、新潟県中越沖地震や東日本大震災、昨年発生した熊本地震の際に出動し、被災地の地域医療が復旧するまでの間活動を続けました。

 本研修では、dERUの機能習熟や図上訓練、展開訓練などを行いました。グループワークでは、久留米市宮の陣で列車事故が発生し多数の負傷者がいるとの想定のもと、より効果的な医療救護活動を行うため、救護所の設置場所や負傷者の対応等について活発に意見を出し合いました。
 またこの日は、災害対応能力強化に向け、平成25年度に新たに整備した、風雪に強く長期間の使用に耐えうるフレームテントの設営訓練も同時に行いました。

 参加者からは、「熊本地震や九州北部豪雨での経験をいかし、今後、自然災害や大規模事故が起きたときは迅速に救護活動ができるよう備えたい」、「災害時は通常とは異なる環境で活動するので、各自の役割をしっかりとこなしつつ、チーム内の連携が取れるよう細かな内容でも情報共有するよう心がけたい」といった声が聞かれました。

列車事故が発生し、多数の負傷者がいるとの想定をもとに救護所の設置場所などを話し合う 全天候対応型の二重構造フレームテントの設営
エアテント内の資機材の設置(ベッドの組立て) 衛星携帯電話の使用方法