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災害時に、一人でも多くの命を救うために

 6月30日、7月1日の2日間、福岡県内の赤十字施設の職員が集まって訓練を行いました。

 今回参加した職員は、ほとんどが訓練に参加するのが初めての職員。赤十字が行う救護活動の基礎を学びました。

 日本赤十字社では、独自の判断で救護活動を行う一方、災害救助法などにより指定公共機関として救助活動を行います。

 東日本大震災でも、6カ月に及ぶ長期間医療救護班を派遣し、医療支援を続けてきました。日ごろは病院や血液センター、社会福祉施設や大学で事務をしている職員も、いざ災害となれば、救護員の一員として出動します。また、医師や看護師も病院での医療とは違い、限られた状況の中で救護活動を行います。

 そのため、救護員としていつでも出動できるよう、毎年訓練を実施しています。

 このような、赤十字のマンパワーが長期にわたる医療救護班の活動を支えています。

 テントの設営方法、無線の使い方、救援車両の取り扱い、トリアージの方法、簡単な手当の方法などを学び、最後の総合訓練に臨みます。

全天候型の新型テントの設営方法を学びました 災害時、無線は不可欠。無線の取り扱い方法も学びました

 記録的な大雨の影響で指定避難所である小笹小学校に被災者が避難しており、そこに救護所を設営するという設定の元、2日間で学んだ知識と技術を生かし、ひとりでも多くの命を救うための救護所の運営に努めました。

 総合訓練では、小笹小学校の6年生の児童約170名の協力を得て、傷病者役を務めてもらうとともに、タンカ搬送隊を結成してもらい、8人1組となって毛布を使って日赤救護所まで搬送してもらいました。

 普段は守られる存在である子どもたちが、自らの命を守り、みんなで協力することで、他の人を守れるんだということを体験し、命の大切さを学びました。
 タンカ搬送を行った子どもたちは、「みんなで協力すれば、災害の時、わたしたちでもできることがあるんだ」、「最初は、難しいなと思ったけど、出来たので嬉しかった」、「何かがあったときには、自分たちも頑張りたい」という感想をもらいました。

 今回訓練に参加した職員は、「今回の訓練でいろんな知識と技術を学ぶことができたので、赤十字の職員として、想像力をもって行動し、みんなで協力し一人でも多くの方を救いたい」と述べました。


小学生タンカ搬送隊が、傷病者を日赤救護所まで運んでくれました