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「私たちは、忘れない。」~未来につなげるプロジェクト~ 防災・減災イベントを開催しました

 3月10日、「私たちは、忘れない。」~未来につなげるプロジェクト~として、福岡県支部にて防災・減災に関するイベントを開催しました。

 日本赤十字社では、阪神・淡路大震災や東日本大震災、そして昨年発生した熊本地震など震災被災者の現状を「忘れない。」ことをテーマとしたプロジェクトを全国で実施しています。
 福岡県支部では、震災を経験されたの方のメッセージパネルや、県内の赤十字関係者が熊本への復興応援メッセージを書いた写真を集めた旗など展示、地域における防災・減災活動や災害時に役立つ応急手当などを学べる講習会、また、県内の市区町村への「赤十字移動式かまど引渡式」を行いました。

 講習会では、主に「自分のいのちは自分で守る」=自助の大切さについてお伝えしました。
 大規模災害時、消防や自衛隊などからの救助=公助には限界があること、また、人は「自分は大丈夫だろう」という思い込みによって避難が遅れる場合があること、その他、偽の情報に惑わされないことなどをお伝えし、災害時の被害を少しでも減らすために、普段から避難ルートや非常時の持ち出し品を確認したり、ご近所の方々と情報を共有しておくことの重要性についてお伝えしたのち、けがの応急手当の方法などを体験していただきました。

 「赤十字移動式かまど引渡式」では、福岡市南区や北九州市八幡東区など県内の21市区町村の代表者が参加し、かまどの引渡を行いました。その後、防災ボランティアの方々の協力を得て、炊飯袋(ハイゼックス)を使った炊出しを体験していただきました。

 イベント参加者から、「昨年4月の地震で福岡も大きく揺れて、直後は震災に備えなくてはと思っていたが、時間が経つにつれ忘れてしまっていた。他人事ではなく自分事だと認識を改める機会となりました」「赤十字移動式かまどは予想以上に軽く持ち運びができるので、地域の防災・減災の行事で活用していきたいです」という声が聞かれました。

 どれほど時が経っても、災害の傷が完全に癒えることは難しいかもしれません。
 私たち一人ひとりがあの出来事を忘れることなく、と同時に未来に備えることで乗り越えられることがきっとあると思います。そのために、日本赤十字社は今後も「人間のいのちと尊厳、健康を守る」活動を続けていきます。
 

熊本への復興応援メッセージを掲載した旗や
東日本大震災で被災した方のメッセージ等を展示

    防災・減災を学ぶ講習で、
    きずの応急手当を実践する受講者 
 「災害時、どのように自分のいのちを守るか」
  について学ぶ講習受講者

 赤十字移動式かまど贈呈式にて代表して
 引き渡しを受けた福岡市南区の職員(左)

 赤十字移動式かまどの組み立てや使用方法を
 学ぶ県内市区町村の代表職員

  赤十字移動式かまどを使っての炊出し体験
  ハイゼックスの袋を使ってご飯を作る