4,世界一の病院にする人
 今回は病気の話はちょっとお休みにして,最近,病院について考えていることを書いてみます.
 まず第一に,病院は常に成長し続けなければならないと感じます.職員が医療技術を磨いたり,医療設備を充実させることが大切であるのは言うまでもありませんが,それと同時に,患者さま方が求めていること,望んでいることに一つ一つ応えていくことが,是非必要だと思います.そういう意味で,病院は成長し続けなければなりません.
 では,病院を成長させ,育てていくのは誰の仕事でしょう?もちろん院長を筆頭に,病院の職員が頑張らなければならないのは,当然です.でも,職員と同じか,ひょっとしてそれよりももっと重要なのは,患者さま方ではないかと思うようになりました.患者さま方が病院に何を望んでいるかを一番わかっているのは,患者さま方自身です.病院や医師に遠慮するのではなく,皆さんがこんな病院であってほしいと思っていることを積極的にお知らせいただくことが,病院を育てる上で,なくてはならない条件だと思います.
 病院というのは地域の方々に信頼されてこそ存在意義があるものです.逆に地域の皆さんは,信頼できる「自分たちの病院」を自らの手で作り上げるという気持ちを持っていただいてよいと思います.病院の職員と患者さま方が力を合わせて初めて,本当の意味で地域に根をおろした病院に育っていくのではないでしょうか.
 ちょっと大げさですが,私はこの病院を世界一の病院にしたいと願っています.規模や設備ではもっと優れた病院は他に山ほどあるでしょう.しかし,患者さま方に信頼され,患者さま方が「私たちの病院」と胸を張って呼んで下さるような,そんな病院を目指しています.患者さま方に「私たちの病院」と思っていただければ,その病院は紛れもなく一流です.当院を世界一の病院に育て上げるため,是非とも皆さんの力をお貸しください.
(当院では,皆様の声をお聞きするために,「声の箱」を玄関ロビーに設置しています.直接職員に言いにくいことは,紙に書いてお知らせください)

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